神社にお参りする時、お賽銭の金額に迷うことはありませんか?
願い事を叶えたい、良いご縁を得たい、そんな気持ちが強いほど「いくら入れればいいの?」と考え込んでしまいますよね。
実は、お賽銭の金額には意味があるとされており、語呂合わせや縁起の良い金額がたくさんあります。
お賽銭に込める金額は自由ですが、せっかくなら意味のある金額を選んで、気持ちを込めて捧げたいものです。
この記事では、縁起の良いお賽銭の金額とその意味、縁起が悪いとされる金額、さらにはお賽銭の本来の意味や注意点について解説します。
次の参拝で「これだ!」と思える金額を見つけて、心を込めてお賽銭を捧げてくださいね。
あなたはいくら?縁起のいいお賽銭の金額
縁起のいいお賽銭の金額には、それぞれ語呂合わせや意味が込められています。
自分の願いや気持ちに合わせて選ぶことで、参拝の時間もより特別なものになるでしょう。
金額 | 意味 |
---|---|
5円 | ご縁がある |
15円 | 十分なご縁 |
25円 | 二重にご縁 |
41円 | 始終いい縁 |
50円 | 五重の縁 |
111円 | 一番・一流を目指す |
123円 | 順調に上がる数字 |
777円 | ラッキーセブンで幸運 |
2525円 | ニコニコ笑顔 |
2951円 | 福来い(ふくこい) |
4129円 | 良い福が訪れる |
8981円 | 厄払い |
10,000円 | 万事円満(新札推奨) |
特に5円玉や50円玉は「穴が開いている」という特徴から、「見通しが良い」と言われることもあります。
例えば、55円なら「五重のご縁」と「願いが通る見通しの良さ」を合わせ持つ金額として、縁起が良いとされています。
縁起の良い金額を選ぶのも楽しいですが、大切なのは「その金額に気持ちを込めること」です。
自分の願い事や感謝の気持ちにぴったり合う金額を見つけて、心を込めてお賽銭を捧げてみてくださいね。
ちょっと待って!縁起の悪いお賽銭の金額
一方で、縁起が悪いとされる金額も存在します。
せっかくの参拝で避けたい金額ですが、考え方や組み合わせ次第では良い意味に変えることもできるので、気にしすぎないことも大切です。
金額 | 意味 |
---|---|
10円 | 遠縁になる(縁が遠のく) |
33円 | 散々な目に遭う |
69円 | ろくなことがない |
75円 | なんのご縁もない |
85円 | やっぱりご縁がない |
95円 | 苦しいご縁 |
500円 | これ以上の効果はない |
「10円は遠縁になるから避けるべき」という考え方もありますが、5円玉2枚を使うことで「重ねたご縁」という意味に変えることも可能です。
このように、一見縁起が悪いと思われる金額でも、工夫次第でポジティブに解釈することができます。
大切なのは、金額そのものよりも「どういう気持ちを込めて捧げるか」という点です。
悪いと言われる金額に振り回されず、自分の想いや工夫で縁起を良い方向に変えてみましょう。
そもそもお賽銭とは?お供物から始まった文化
お賽銭は、単なる「お金を入れる行為」ではありません。
その起源は古く、もともとは「お供え物」から始まったとされています。
昔の日本では、神様に感謝の気持ちを伝えるために、収穫したお米や布、山海の幸を神社にお供えする文化がありました。
これが時代の移り変わりとともに、貨幣が流通するようになると、物ではなくお金を供える形になりました。
「賽(さい)」という字には、「神様から受けた福への感謝を示す」という意味があります。
そのため、本来のお賽銭は「お願いごとをするため」ではなく、「今ある幸せに感謝するための行為」なのです。
また、お賽銭には「穢れを祓い、心身を清める」という意味もあります。
参拝する際は「ありがとうございます」という感謝の気持ちを込めてお賽銭を捧げることで、より一層、神様に想いが伝わるのではないでしょうか。
お賽銭を入れる時の注意点
お賽銭を捧げる際には、気をつけたいポイントやマナーがあります。
せっかくの参拝ですから、正しい作法で丁寧に行いましょう。
綺麗なお金を使う
お賽銭は神様へのお供え物です。
そのため、汚れたり曲がったお金ではなく、なるべく綺麗なお金を使うように心がけましょう。
お賽銭を入れるタイミング
お賽銭を入れるタイミングは「二礼二拍手一礼」の最初の二礼の前が正しい作法です。
鈴がある場合は、お賽銭を入れた後に鈴を鳴らし、心を落ち着けて礼を行いましょう。
気持ちを込める
たとえ少額であっても、気持ちを込めることが一番大切です。
「このお金を捧げたい」という想いを持つことで、そのお賽銭が意味のあるものになります。
気持ちを込めたお賽銭で素敵なご縁を
お賽銭は、金額や縁起にとらわれるものではありません。
大切なのは「感謝の気持ち」と「願いを込める心」です。
どれだけ少額でも、あなたが真心を込めて捧げたお賽銭は、きっと神様に届くはずです。
次に参拝する際は、金額だけでなく、自分の気持ちを大切にしながらお賽銭を入れてみてくださいね。
あなたに素敵なご縁と幸せが訪れることを、心から願っています。