ピンクは春の訪れを感じさせ、気持ちをわくわくさせる色ですね。
かつては女性向けの色とされていましたが、最近ではおしゃれを楽しむ男性もピンクを取り入れており、その魅力は可愛らしさだけでなく、おしゃれな側面も強調されています。
ピンクには、淡い色から鮮やかなショッキングピンクまで様々な種類があります。
もし絵を描いていて、特定のピンク色を作りたい場合はどうすればいいでしょうか。
この記事では、基本的なピンクの作り方からさまざまなバリエーションのピンクの作り方までをご紹介します。
ピンクの基本的な作り方
まずは、ピンクの基本的な作り方や色の調節方法について説明します。
赤色と白色の混合
一般的なピンク色は、赤と白の絵の具を混ぜ合わせて作ります。
通常、赤と白を1:1の割合で混ぜ合わせますが、赤を多くすると濃いピンクが、白を多くすると淡いピンクが作れます。
この方法で作るピンクは、多くの人に親しまれています。
赤だけでなく、朱色や赤紫など他の赤系の色を混ぜてみると、さらに多彩なピンクが作れます。
ピンク色の調整方法
ピンク色の深みを調整するには、主に次の2つの方法があります。
- 赤と白の量を変えることで濃度を調整する
- 水を加えて色を薄める
白を多く使うと、ピンクは淡くなりますが、色の透明感は少なくなりがちです。
これは白が無彩色であるため、色の鮮やかさを抑えるからです。
透明感を出したい場合、例えば透明感のある頬の色を表現したい時は、水の量を調整してみましょう。ただし、水を多く使いすぎると、紙が水分を吸って破れやすくなるため注意が必要です。
水分が多い時は、塗る前に布で水分を吸い取るなどの対策を取ると良いでしょう。
さまざまなピンクの作り方
基本のピンクの作り方を学んだら、次にさまざまなピンクの作り方をご紹介します。
パステルピンクの作り方
パステルピンクは、特に春に人気のある、柔らかく可愛らしい色です。
この色は子供たちにも人気で、ランドセルや文房具など、さまざまなアイテムに使用されています。
パステルピンクを作るには、基本のピンクよりも白の割合を多くします。
もし手元にピンクの絵の具があるなら、それに白を加えて混ぜれば簡単にパステルピンクが作れます。おすすめの割合はピンク2に対して白1です。
ピンクベージュとサーモンピンクの作り方
ピンクベージュの作り方
ピンクベージュは肌になじみやすく、特にネイルによく使われる色です。
通常のピンクが少し子供っぽく感じられることもありますが、ピンクベージュは大人っぽく、上品な印象を持っています。
この色は優しい雰囲気を与えるため、身につけるだけで柔らかな印象を演出できます。
この色を作るには、基本のピンクに黄色と少しの茶色を加えます。
黄土色があれば、さらに簡単に作れます。
混色比はピンク5：黄2：茶1で、茶色は少量で大丈夫です。
これでお好みのピンクベージュを作ることができます。
ピングベージュのカラーコードは「#ede4e1」です。
サーモンピンクの作り方
サーモンピンクは、メイクやネイルで非常に人気があり、肌色ともよく合います。
基本のピンクだけでは肌になじみにくいこともありますが、サーモンピンクはピンクに黄色やオレンジを加えて作るため、特に日本人の黄みがかった肌にはよく馴染みます。
サーモンピンクを作るには、基本のピンクにオレンジを加えるといいでしょう。
オレンジがなければ、朱色を使っても問題ありません。色を少しずつ加えて、理想の色に調整してください。
サーモンピンクのカラーコードは「#f3a68c」です。
コーラルピンクの作り方
コーラルピンクはサーモンピンクと似ていますが、もう少しピンクや赤の色味が強くなります。サーモンピンクの調合法を基にして、オレンジの量をサーモンピンクよりも多くすることでコーラルピンクを作ることができます。
コーラルピンクのカラーコードは「#ff9888」です
ショッキングピンクは作れる？
これまで紹介した優しいピンクとは異なり、ショッキングピンクは非常に派手でインパクトのある色です。
しかし、水彩絵の具だけではこの色を作るのは難しいです。
ショッキングピンクには蛍光剤が含まれており、一般的な絵の具セットでは得られない色です。
さらに、絵の具を混ぜるほど鮮やかさが失われるため、本当に鮮やかなショッキングピンクを作るには、専用の蛍光色の絵の具を購入する方が良いでしょう。
画材屋で絵の具は1本から購入可能です。
ただし、手持ちの色で何とか近い色を作りたい場合は、ピンクに少し青を加えてローズピンクのような色を作ることができます。
この方法で青みがかった美しいピンク色が得られますが、青を多く入れすぎるとラベンダーのような紫色になる可能性があるので注意が必要です。
ショッキングピンクのカラーコードは「#FC0FC0」です
まとめ
ピンク色の基本的な作り方は赤と白を混ぜることですが、黄色や青を加えることでさまざまなニュアンスのピンクを作ることができます。
この混色法はネイルアートにも適用できるので、絵を描く時だけでなく、ネイルをする際にも参考にしてみてください。
自分だけのピンクを自由に操ることができれば、もっと楽しくなりますよ。
